ブラックジャックになる

なんくるないさ〜、直江じょうすけです。

皆さんは手塚治虫の漫画ブラックジャックは読んだことありますか？

アニメ化もされていますし読んだことはなくても名前ぐらいは聞いたことがあるという人もいるかと思います。

医師免許を持たず医療行為を行う天才外科医の話ですね。現代では彼がやっていることは違法に当たるので常に政府から追われているのですが、政府も本当は彼の医術の必要性は分かっています。できれば逮捕はしたくないのであの手この手でなんとか医師免許を持たせようと取引を持ちかけることもあります。

でも江戸時代までは本当に医師免許は必要なかったんです。

なりたい人は自分は医者だと言えば誰でもなれました。

そんなことをしたら医療事故が頻発して危ないじゃないかと思うかもしれませんが、そこは評判が悪ければ人が離れて結局医者として生計を立てる事はできなかったので、免許は存在しなくても庶民の判断によって医者であるかどうか成り立っていたのです。

また誰が先生なのか、どこの塾で教わったかということも大きな判断材料であったようです。ブランドがある種の免状代わりでした。

教育も同様で誰でも学校を開いたり先生になることができましたが、これも人の評判によって先生と認められるかどうか決まっていました。

今の社会はルールや免許でがんじがらめになっています。さながら江戸時代の田沼意次の政治に似てますね。特権をたくさん認める代わりに彼らと癒着しています。

もちろん車のように免許が必要な場合はあります。ただ何でも規制してしまうと可能性を閉ざしてしまうことにもなります。色々な事情で医師免許を取得できない人も、もしかしたらブラックジャックのようなとてつもない外科の才能を持っているかもしれないのです。

僕は教育界のブラックジャックでありたいと思っています。

この先も教員免許は持たずに教育に携わっていくつもりです。天才的と言えるかどうかは分かりません。ただ生徒が心から来て良かったと思うような、これまでの教育とは違うあり方で居場所作りのプロを目指していきます。