頑張れって言うな
こんにちは、直江じょうすけです。
この週末新潟は突然の大雪に見舞われましたが、皆さんの住んでる地域はどうでしょうか?
日本海側はこれからしばらく太陽が遮られ、やや陰鬱な気分が続きます。ただ冬至は過ぎたので、今日からまた少しづつ日が長くなるのだと思うと希望の光を持てますね。
さて学生の皆さんはよく学校の先生や親に頑張れ、頑張れと言われてませんか?
またこれを読んでいる大人の方々は何気なくこの言葉を使ってませんでしょうか?
僕は頑張れは悪魔の言葉だと思っています。
百害あって一利なし。
一見励ましているようですが、実はただただ子供達のやる気を奪うだけの言葉です。
でも実は気を抜くと自分も思わず使ってしまいそうになるので注意しています。害しかないと分かっていてもつい口から出てしまう恐ろしさ。
今日はどちらかというとこれを使う側、大人の方向けに書いています。
塾の同僚の先生もよく使っていますが、自分が本当に好きなことをいちいち頑張るでしょうか?
自分の身になってよく考えてみてください。
好きでやっていることをわざわざ頑張ってやる人はいないですよね。ラーメンが大好きな人が「今日は頑張ってラーメン食べるぞ!」とか絶対言いません。
頑張れ、などわざわざ言わなくても夢中でやっています。
好きこそものの上手なれ、と言う格言があります。
勉強が得意になるには何よりもまず勉強を好きになることです。
いくら頑張ったところで楽しくないものは決して上達しません。頑張れは潜在意識に対して君は努力が足りないのだよ、とささやいて劣等感を植え付けるだけの言葉なのです。
ということは大人がすべきことは頑張れと声がけすることではなく、勉強が楽しくなる方法を教えたり一緒に考えることです。
生徒が宿題をやってこない、勉強で手が止まっている、などこちらの思い通りにならない時ついつい言ってしまいがちです。
もしかしたら学校の先生は無意識のうちに本当に劣等感を植え付けること目的かもしれないので、お願いしてもなかなか変わらないかもしれませんが。自分の経験から何度かそう感じたことがあります。
でもせめて塾の先生や民間団体、在野の教育者の方々にはこの言葉は強く自重してほしいと思います。
今回は勉強を例に取りましたが、スポーツなどあらゆる分野で共通の真理と言えるでしょう。
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